夜中に鳴く猫、あやす自分はまるで乳児の母のよう、そんな飼い主さんいませんか?大変ですよね・・・。
子猫から老猫まで、何かのきっかけで猫が夜鳴くようになることがあります。
きっかけによって対処方法もさまざまあります。
お互いに安心して暮らしていけるよう、夜中に猫の鳴き声がうるさい場合の7つの対策について説明します!
夜中に猫が鳴く原因
子猫~成猫の場合
だいたい3つの要因が考えられます。
1つ目は「~してほしい!」
これは、「お腹がすいたよ、ご飯ちょうだい!」だったり、「トイレが汚いよ・・・きれいにしてほしい!」だったり、「遊んでほしい!」だったり、「外に出してほしい!」などの要求系の要因
2つ目は、寂しくて鳴くなど・・・気持ちの影響
慣れない環境や、子猫の場合など、寂しくて鳴くことがあります。
3つ目はホルモンバランスの崩れ
発情期や、出産、手術などの後に見られます。
老猫の場合
病気(甲状腺機能亢進症)や、加齢による痴呆が考えられます。
甲状腺機能亢進症は、むしろ元気になり過ぎている場合注意が必要です。
体の代謝が異常に向上する病気で、発情期のような異常な元気さがあり、よく食べよく飲むのに痩せるなどの症状が現れます。
まずは病院での相談が必要になってきます。
痴呆については人間と同じように、ごはんを食べたことを忘れて鳴いたり、粗相をするなど・・・人間と同じように老化するという状態です。
介護が必要になってくるレベルの状態ですが、生き物を飼う上では避けられないものでしょう。
夜中猫の鳴き声がうるさい場合の7つの対策
猫は人間の言葉を理解できる?文字がイッパイアッテナのように書けるの?
1.ご飯の対策
1匹の猫の適正な食事量を与えることに注意します。
食事の不足分は肥満にならない程度に徐々に増やして与える、1日2回の食事のうち、朝の食事量を減らし夜の分を増やす、夜に一人で食べられる環境を作ってみる、2回分を更に細かく分けて与えるなど。
猫の満腹感を意識してバランスをとる、というのも一つの方法です。
とくに多頭飼いしている家庭では1匹の食事量をしっかり管理する必要があります。
2.トイレの対策
人間も寝る前にトイレに行きます、猫でも同じようにトイレに行く子もいます。
そんな時に便器に排泄物がいっぱい入っていたら困ってしまうでしょう。
ですから大声で鳴いて要求してくるのです。
トイレを汚さないよう普段から管理しておきましょう。
3.寂しさの対策
「自分はここに居ていいんだ」と猫自身が思えるようになるまで、日中など、できる範囲で一緒にいたり、話しかけたり、構ったり、コミュニケーションをとることで、寂しさが無くなるよう努めてみましょう。
4.運動不足の対策
猫はもともと夜行性なこともあり、有り余る体力からなんとなく夜遊びたくなることもあるかもしれません。
昼間に猫が疲れる程遊んであげる、一緒に散歩に行く、一人でも活発に遊べるキャットタワーを置き、疲れる程遊んでもらいましょう。
5.発情期の対策
どちらかというと専門性のある領域の問題になるため、病院で相談してみるのがいいですね。
対処療法としては、マタタビを与える(与えすぎるのはあまりよくない)、シャワーをかけて毛づくろいさせる(ストレスがかかる)、ペットホテルに預ける(数日になると費用がかさむ、猫の状態によっては利用できない)など。
病院では、避妊去勢手術や、睡眠導入薬など医療的な方法についても何かしらの提案が頂けると思います。
6. 病気の対策
10歳以上であり、食欲の増減、体重減少が見られる、落ち着きがなく常に走り回るような元気さがある、排便・尿の量が多い、呼吸が荒い、脱毛状態が見られるなどの症状がみられる場合は、病院で相談し検査を受けてみるのがいいでしょう。
7. 痴呆の対策
まずは食事、トイレ、生活環境の変化などの生理的な欲求があることで鳴いている可能性はないか、観察してみましょう。
病気の影響があることも考えられます、また飼い主さんの心労を少しでも減らすことが、猫との良い関係作りの一助になるでしょう。
人間の場合も一人きりの介護は辛いですよね。
まとめ
頭を悩ませてしまう夜泣き、少しづつ改善できると何よりです。
記載した内容以外にも対策はいくつかあるかもしれません。
一人で悩まず病院や知人などに可能な限り協力してもらうのも一つの手です。
頭を悩ませても一緒にいてくれる、そんな飼い主さんに猫は感謝しています!
家族として長く一緒に暮らせたら幸福ですね。